「ストレスを抱えると…」事件を彷彿させる斎藤容疑者の“秘密の趣味”
「幼少期から音楽の基礎を学び、東京音楽大学を卒業したエリートです。スタジオの運営や、音源制作に使う機材にこだわりを持っていて『こっちの方が明らかに良い音、魅力的』と、素人には分からない専門的な領域まで突き詰めていた。音楽のみならず、アプリやゲーム開発、アーティストやイベントのプロデュースを手がける企業の代表も務めており、“仕事人間”という印象があります」
2009年に自身の会社であるSound Driveを立ち上げた斎藤容疑者。2011年にはこだわりを詰め込んだスタジオをオープンさせ、2016年には自身の様々な事業を包括する企業「YS FACTORY」を設立させた。
だが、その反面、斎藤には今回の事件を彷彿させる“秘密の趣味”があったとA氏は明かす。
「仕事が上手くいかずにストレスを抱えると、斎藤さんはスマホとパソコンで見れる自作の“お気に入りフォルダ”を見返すんです。そこには小学生や中学生くらいの女性のアニメキャラクターや、少年少女の写真などが100枚以上は詰まっていた。さらに、『このフォルダを埋めたいから』と作曲家は行く必要のないアニメーションの撮影現場などに行きたがっていた。異常にしつこく行きたがるので、『この人には関わりたくないな』とこぼす関係者も結構いました」
さらに、斎藤は自身のお気に入り作品に対して「どうしても関与したい」と執拗に楽曲提供を迫ることもあったという。
「プリキュアシリーズです。この作品は斎藤さんのお気に入りで、自ら楽曲提供を持ちかけて実現したものの1つ。斎藤さんの“お気に入りフォルダ”にはプリキュアのキャラクターも沢山入っており、その熱が伝わったのか、見事キャラクターソングの担当を勝ち取った。こだわりが強いのは仕事熱心なだけかと思っていましたが、今思えば、プリキュアの仕事は公私混同ですね」(同前)