《静岡ホスト集団暴行》「テキーラを何十杯も飲ませ…」「女性客が2回窓から落ちた」静岡大学の現役ホストを死に追いやった王様マサト“ワルの履歴書”「同じ店に100回も侵入し、窃盗で逮捕」

過去には酒屋に侵入し窃盗したとして逮捕歴も

「あいつは小学校の時は、友達のゲームのカセットやカードを盗んでしまう手癖の悪いやつでした。中学に入るとガラも悪くなり、揉め事になると同級生に突然殴りかかったりしていました。一応高校には進学したけど、いつの間にかガソリンスタンドでアルバイトをしていた。てっきり更生したものと思っていましたが、ホストをやっているとは知りませんでした」

　智哉容疑者が静岡市の繁華街でホストの道に入ったのは10年近く前。「リメイク」の前身に入店したという。当時を知る関係者が明かす。

「弟の和哉のほか数人の友人と一緒に働きはじめました。最初は大人しいもんでしたよ。途中、窃盗事件を起こして出勤していない時期もあった。オラオラ系で後輩には厳しいところもあったけど、女性客にはもちろん手を上げませんし、それなりに人気があり売り上げもありましたね」

　智哉容疑者を知る人物らが彼を語る際に必ず添える言葉が「窃盗」だ。地元紙社会部記者の話。

「2016年2月に海野兄弟を含む5人が、弟の和哉容疑者が働いていた酒屋に侵入して、業務用生ビールの空容器や炭酸ガスの空のボンベなどを盗んだとして窃盗や建造物侵入の疑いで逮捕されていました。この窃盗グループは同じ店に100回も侵入し窃盗を繰り返して、盗品を転売していたという悪質な事件です」

　札付きのワルが店舗の代表に就任したのが2019年。そこから「リメイク」は文字通りどんどん変わっていったという。