故人のご遺体を火葬し、その人生を締めくくる場所「火葬場」。一度は訪れたことがある人も多いだろう。だが、現場でどんな人が働き、どのような仕事を行っているのか、知っている人は少ないのではないだろうか。

 そんな火葬場の実態を発信し続けているのが、1万人のご遺体を見送った元火葬場職員・下駄華緒さんだ。ここでは、下駄さんの火葬場での経験談を描いたコミックエッセイ『最期の火を灯す者 火葬場で働く僕の日常(3)』(竹書房)より一部を抜粋。「葬儀業者が起こした許されざる事件」について紹介する。(全2回の2回目/「桐生火葬場事件」編を読む)

最初から読む 「遺体から脳を取り出し、高額で売っていた」群馬の火葬場で日本を揺るがす大事件が…元火葬場職員が語る“職業差別”が生まれた背景【マンガあり】