岸田首相に厳しく問われる任命責任

 岸田政権を巡っては、山田太郎文部科学政務官と柿沢未途法務副大臣が所管分野に密接に関わる不祥事で連続辞任し、大きな批判を浴びている。そうした中で、税のプロフェッショナルの税理士であり、かつ財務副大臣として国民に増税などの負担を求める立場の神田氏に、税金の滞納を重ねていた過去が発覚した。防衛増税や所得減税などに力を注ぐ岸田首相だが、その任命責任が改めて厳しく問われる事態になりそうだ。

ピンボケが目立つ岸田首相 ©時事通信社

 11月8日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および11月9日(木)発売の「週刊文春」では、神田氏が税金滞納を重ねたより詳しい経緯、督促状や納付書などの証拠写真、税理士法違反の疑いが指摘される問題、女性秘書に対して深夜に恫喝を続けた音声データの存在、神田氏との30分間に及ぶ一問一答についても報じている。また、「週刊文春 電子版」では、秘書恫喝の音声データを公開している。

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