A子さんは民事事件と刑事事件の双方で戦う姿勢
だが、時すでに遅し。A子さんはセクハラの申し立てを行い、市瀬氏は、千葉維新の会から除名処分を受けたうえ、議員辞職勧告も受けたのだった。
「彼は当初、辞職まではいかないだろう、と楽観視していたのですが、党本部の厳しい姿勢は変わらず、議員辞職に追い込まれた形です」(同前)
ところが、事態は収拾することなく急転していく。
前述したように、A子さんは今年9月、市瀬氏と「千葉維新の会」を相手取り、慰謝料として計1500万円の損害賠償請求の書面を内容証明で送付。
さらに水戸警察署に対し、今年1月から8月にかけてつきまとい行為をしたとして、ストーカー規制法違反の疑いで刑事告訴し、10月25日付で受理されたというのだ。
つまり民事事件と刑事事件の双方で、A子さんは闘う姿勢を見せているのだ。
市瀬氏を直撃すると…
日本維新の会関係者が語る。
「政治と全く異なる世界で生きてきたA子さんは、若い女性議員ということで軽く見られがちで政治家としてのキャリアに悩んでいました。市瀬氏との関係を千葉維新幹部に相談したものの、まともに取り合ってもらえなかったそうです。徹底的に闘う決意でしょう」
当事者はどう答えるのか。市瀬氏を自宅で直撃した。
――A子さんに今年1月からメールを送った?
「(A子さんが)2期目は出馬しないと噂で聞いたので、今後どうするのかを相談しようと思って」
――なぜセクハラメールを送った?
「いや、つい暑くてムラムラしてしまって…。だから非常に反省しかなくて」
――酒が入ってたから?
「酒は飲んでいました。まぁ本当に馬鹿なことをしてしまったなぁと。次の日に気づいたのですが、返事は当然来ませんでしたね…」