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大暴れ、ファイターズ清水優心に本当に期待したいこと

文春野球コラム ペナントレース2018

捕手・清水に期待したいこと

 つまり7日の1試合2ホーマーに話を戻すと、清水は(プロ初勝利の西村天裕とともに)ヒーローインタビューのお立ち台に上がったが、嬉しさ半分反省半分であった。びっくりニュースの1位「斎藤佑樹、3回2/3ノーヒット(8四死球、1失点)でKO降板」にも当事者として関わっている。斎藤佑樹とは2軍戦も含め、これまで多く組む機会があった。

 3回2/3ノーヒット(8四死球、1失点)でKO降板。ものすごく微妙な展開ではないか。ピッチャーは打たれていないのだ。それが球数を要し、苦しい投球になっている。捕手としては大いなるテーマだ。頑張れば何とかなる気がする。もどかしい。試合がつくれない。

「佑樹さんにしんどい投球をさせてしまったのは僕のせい。申し訳ない」

東京ドームでゲットした中島卓也のかぶりもの ©えのきどいちろう

 捕手が一本立ちするために重要なことがある。試合に出続けることだ。痛い目にも遭う。悔しくて眠れない日もある。自分の考えの甘さに絶望する日もある。ローテ投手は打ち込まれても、次の登板までに気持ちの整理がつけられる。捕手は神経をすり減らしながら、身体じゅうにボールのアザをつくりながら耐える。いちばん経験の必要なポジションだ。

 清水は「強気のリード」とよく言われてきた。怖さを知らなかったせいでもあるし、自信がなかったからでもある。今、1試合1試合、経験を積み重ねているところだ。負け試合であっても、清水がマスクをかぶっていたら注目してほしい。それでも1点でも失点が減らせないか必死にもがいているから。一生懸命な選手だ。僕はきっといい捕手になると思うんだ。

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