3月に開催されたWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で侍ジャパン世界一の立役者となったMLBカージナルス所属のラーズ・ヌートバー選手(26)。

日本人の母とアメリカ人の父を持ち、WBCでは日本代表として出場。全7試合で1番スタメン出場をはたし、26打数7安打4打点、出塁率.424をマーク。ヒットが出たときに見せる「ペッパーミル・パフォーマンス」で話題を呼び、日本中にブームを巻き起こした。

ラーズ・ヌートバー選手(26)

そんなヌートバー選手は10月にプライベートと仕事を兼ねて来日。野球教室とテレビの特番収録に密着すると、彼の「紳士ぶり」が随所に見られた。その原点とはーー。

ADVERTISEMENT

野球教室の子どもたちを魅了

 

10月25日、神宮球場での野球教室イベントに参加しているヌートバー選手を取材した。

 

球場に到着したヌートバー選手は、出迎えた野球少年少女たち全員とハイタッチした後、イベントスタッフ一人一人とも握手をする「紳士ぶり」。野球教室が始まると、子どもたちのリアクションをマネしてみたり、愛嬌溢れるウィンクやジェスチャーを見せたりしながら、一人一人の練習を見守ってアドバイスを送った。

 

そんな中で、少年たちと「グータッチ」をしようとしたヌートバー選手。すると、少年たちは「グー」では返さず、“ご本人”の前で「ペッパーミル・ポーズ」を披露する。すると、ヌートバー選手も笑いながら「ペッパーミル」で応じ、皆で「ペッパーミル・ポーズ」を楽しむ場面も。言語は通じなくとも、ヌートバー選手はさまざまな「紳士ぶり」で子どもたちを盛り上げた。

 
 

野球教室が終わると、退場しようとするヌートバー選手を追いかけながら、彼の背中が見えなくなるまで、
「バイバイ!!」
「ヌー!!」
と大声で叫び続ける子どもたちの姿が見られた。

ヌートバー選手の「紳士ぶり」は日本の野球少年少女を魅了したようだ。

「せんべい」の包装紙を器用に…

野球教室の2日前、ヌートバー選手はテレビの特番収録に参加していた。
夕方、フジテレビに到着したヌートバー選手は車を降りる際、ドライバーに丁寧にお礼を伝え、局内に入った。