出迎えた番組スタッフと対面すると、ヌートバー選手は朗らかな笑みを見せながら深々とお辞儀。さらに、楽屋へと向かうエレベーターが到着すると、小走りで先に乗り込み、後から入ってくるスタッフたちのために“自ら率先してエレベーターのドアを押さえる”という紳士ぶりを発揮した。
車を降りてからのわずか3分間で次々と見せた礼儀正しさや気遣い。そんな彼の「紳士ぶり」は、これだけでは終わらなかった。
アメリカ育ちで、日本語は“少しなら分かる”というヌートバー選手。基本的には通訳スタッフが帯同しているが、共演者や番組スタッフと会うたびに、ヌートバー選手は「よろしくお願いします」「ありがとうございます」と丁寧な日本語であいさつ。
番組収録の打ち合わせ前、テーブルに置かれた「せんべい」を手に取り、美味しそうに頬張るヌートバー選手。
打ち合わせが始まると、番組内容を説明するスタッフの目を見つめて真剣に話を聞きながらも、手元では「せんべい」の包装紙を細かく折りたたんで綺麗に結ぶという、日本人でもなかなかやらないような手先の器用さを見せた。
また、スタジオ間を移動する際には、ヌートバー選手が先回りしてドアを開け、スタッフ一同を“逆エスコート”する気遣いも。あまりにも完璧な「紳士ぶり」にスタッフが“恐縮しっぱなし”になると、現役メジャーリーガーの彼はいたずらっぽく微笑んだ。
さらに、収録の合間に通訳スタッフの肩を揉んでマッサージするなど、気さくな一面も見せたヌートバー選手。番組本番の撮れ高もバッチリでこの日の収録を終えた。
『人前に出る機会で、失礼がないように』
いったいなぜ、ヌートバー選手はここまで「紳士ぶり」を見せられるのかーー。
佐久間みなみアナウンサーが本人を直撃した。
佐久間アナ「ご自身の礼儀作法やマナーの“原点”を教えてください」
ヌートバー選手「家族、特に母(久美子さん)からマナーを教わりました。『人前に出る機会で、失礼がないように』と」