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暑い季節に入り、争いも激化

 ちなみに販売時間は開場15分後からナイターであれば22時まで。デーゲームなら試合終了までとなる。ゴールデンタイムはやはり試合開始30分前から試合開始ぐらいまで。まずはドリンクの準備万端で試合観戦をしたいという心理だろう。また、応援をするチームが大量得点した直後も大きく売り上げが伸びる傾向にあるようだ。逆に応援をしているチームの攻撃時は基本、観戦に集中をしているため攻撃側のファンがいるゾーンでは、あまり積極的には売り込まないのがコツとか。応援をしているチームが2点、3点と得点し攻撃が終わった気分が良いところを見計らい、売りに行くと爆発的に売れることもあるという。

 プロ野球も売り子ペナントレースも始まったばかり。これからいよいよ暑い季節に入り、スタジアムドリンクは売り上げが伸びる季節になる。なおビールが一番売れるのは6、7月。暑さ真っ盛りの8月になると今度は水やジュース、烏龍茶の売り上げが大きく伸びてくる。昨年1年間の立ち売りでビール販売は50万杯をはるかに超える。球場の様々な飲食収入の総売り上げは球団全体の総収益の約3割を担っており、今後もスタジアムのグルメ化はさらに加速していくことになる。

「売り子が販売をするドリンクのバリエーションも増やしていきたい。色々な企画も行うことで話題作りやお客様の楽しみ方も増やすことが出来ればと考えています。グルメも魅力的な球場作りをしていきたい」(飲食担当者)。

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 今後は日本酒6銘柄の立ち売り販売も検討しており現在、業者との打ち合わせが進んでいる。企画としては売り子ペナントレースだけではなく、試合中にスタンドのファンが「乾杯」とコールをするシーンをビジョンで流したり、勝った時にしか販売をしない白星サワーもある。ますます盛り上がってくるペナントレースの中でスタジアムでは沢山の人が創意工夫をこらし日夜、働いている。ナイター中継を見ながらの缶ビールも美味しいがスタジアムで頑張っている売り子が注いでくれたビールもまた旨い。野球観戦のちょっとした合間に20キロにも及ぶサーバを背負い、頑張っている売り子たちの姿にもエールを送ってあげて欲しい。

梶原記章(千葉ロッテマリーンズ広報)

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