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 Wi-Fiがつながりにくい原因は多種多様で、対処法もさまざまです。例えば木造住宅の1階から2階につながりにくい場合は、メッシュWi-Fi対応のルータに交換する、また距離が遠くて接続できない場合は、中継器を導入するなどの方法が考えられます。また間に鉄の扉があって電波が遮られている場合は、6GHz/5GHzから2.4GHzに切り替えたり、混雑しているのが原因ならば、5GHz/2.4GHzから6GHzに切り替える方法があります。

もっとお手軽なところでは、ルータの外部アンテナの向きを変えることで、通信状況が劇的に改善される場合があります。外部アンテナがないルータは本体の向きを変えてみるとよいでしょう

Q.Wi-Fi一覧に表示される鍵アイコンなしのWi-Fi、接続しても大丈夫?

A.やめておいたほうが無難です。

 鍵マークが付いていないWi-Fiは、暗号化されていないことを表しています。つまり誰でもパスワードなしで接続できますが、「接続できる」と「使ってもいい」は別の問題で、悪意のある第三者が、個人情報を盗み取るためにわざとオープンにして待ち受けている可能性もあります。実際、暗号化されていないWi-Fiで入力した情報は、ツールを使っての盗聴が容易ですので、原則利用すべきではないでしょう。

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鍵アイコンのないWi-Fiは、単なる設定忘れに見えて、第三者が罠を張っている可能性もあります

Q.Wi-Fiを使わない時、こまめにオフにしておくのは意味がある?

A.現在ではあまり意味はありません。

 スマホなどでは、Wi-Fiは常時オンになっているのが普通です。これを手動でこまめにオフにすれば、周囲にあるWi-Fiスポットを検索しなくなるため、そのぶんの電力消費が抑えられるのは事実ですが、とはいえその効果は微々たるもの。バッテリー容量に余裕がある最近のスマホでは、あまり意味はなく、神経質になる必要はないと言っていいでしょう。