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日本人の4分の3が苦しむ「スマホ依存」が解決!? 最長999時間、スマホを“物理的に使えない”状態にする「最終手段」の効果は…

日本人の4分の3が苦しむ「スマホ依存」が解決!? 最長999時間、スマホを“物理的に使えない”状態にする「最終手段」の効果は…

2023/12/08
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 スマホの普及に伴って、新たな社会問題となりつつあるのが、いわゆる「スマホ依存」です。Job総研が2022年にスマホを所有する2215人の社会人男女を対象に行った調査では、「スマホを見ているうちに無意識に時間が経っている」には75.3%、「少し時間が空くとスマホを開いている」に64.2%のユーザが該当すると回答するなど、スマホへの依存を自覚している人が多いことが窺えます。

 スマホ依存を防止するために、アプリごとの利用時間に制限を設ける機能は、iPhoneであれば「スクリーンタイム」、Androidであれば「Digital Wellbeing」が用意されています。しかしこれらは自己判断で利用時間を延長できますので、意思が弱いとあまり効果がありません。それならばいっそ、物理的にスマホに触れられなくしたほうが効果的です。

今回はスマホ依存の防止につながる「デジタルデトックス」グッズを3つ集めてみました 

 今回は、タイマー機能を内蔵し、定めた時間だけスマホに触れられなくする、3つの「デジタルデトックス」グッズを紹介します。

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 スマホが身近にあるせいで勉強が進まない、作業に集中できない場合にはうってつけのこれらのグッズ、それぞれ少しずつ仕組みが違いますので、それらの違いを把握した上で、効果がありそうなものがあればぜひ試してみてください。

最長で40日以上触れない、強烈なタイマー付きケース

https://www.amazon.co.jp/dp/B08XZ2BQXH

 最初に紹介するのは、円柱状のケースにタイマーが付属した、汎用タイプの製品です。かつてはお菓子やタバコを我慢するためのグッズとして流通していた品ですが、それが転じて、スマホを入れて依存を防止できるグッズとして売られるようになり、現在に至っています。Amazonでは複数の業者が同じ外観の品を取り扱っており、2000円台から入手できます。

 使い方は簡単で、上のフタを開けて中にスマホを投入。内蔵されたタイマーで時間をセットしてフタを閉めると、その時間が経過するまではフタを決して開けることができず、その間はスマホに触れられないというものです。タイマーの時間は最長999時間59分59秒、つまり約1カ月半まで指定できますので、うっかり長く設定しすぎると悲惨なことになりますので要注意です。

 プラスチックの容器にまるごと入れてしまう構造上、物理ボタンを押せないのはもちろん、電話の着信に出られないなど、最低限の操作もできないのは、メリットでもありデメリットでもあります。設定しているアラームを解除せずに放り込んでしまうと、長時間に渡って周りの迷惑になりかねないので、利用にあたっては気をつけたいところです。

ボディは円柱状。直径は17cm、高さは19cm。素材はABS樹脂です
電池式のデジタルタイマーをフタに内蔵。電池が切れた時は外部電源も使えます 
スマホのほかタバコやお菓子も入れられます。タイマー作動中は完全に触れられなくなるので要注意
スマホを入れたらタイマーをセット。時間が経過してフタが自動的にポップアップするまでは、決して開くことができません