何をどうすれば自分はこの地獄を笑って生きていけるのか
科学がどれほど進んでも、望みもしないのに(ほとんどの場合は完全に親の都合で)自分が生まれてきたのはなぜなのか、という問いに答えることはできません。同じように、なぜ自分がこのような人生を歩んでいるのか──100%意図的に現在の状況を思い通りにコントロールしているという人はおそらくいないはずですが──という問いにも答えることができないでしょう。そして、自分はいつ死ぬのか、死ぬまでに何をなすのか、それまでの間にどんなことがあるのか、答えられる人はいないでしょう。
生きていることは痛みであり、同時に快楽でもあり、どうしようもない衝突の連続です。
何をどうすれば自分はこの地獄を笑って生きていけるのでしょうか。
【応募要項】
・送り先:woman@bunshun.co.jp(件名を「中野信子への回答」に)。
・項目:(1)中野信子さんへの回答、(2)住所、(3)氏名、(4)ペンネーム、(5)メールアドレス、(6)年齢、(7)性別
・応募〆切:2024年2月10日(土)
・回答はひとり1回に限らせていただきます。
・個人を特定する情報については、当社のプライバシポリシーに従って厳格に管理します。あらかじめご本人の許可を得た場合および法令に基づく場合を除き、個人が特定できる情報を外部に提供することはありません。
・投稿いただいた記事の質問、ペンネーム、年齢、性別、都道府県をあわせて雑誌やWEBに掲載する場合があります。
・回答いただいた内容は、誌面の都合上一部のみを使用したり、誤字脱字の修正、その他掲載に必要と思われる最小限の範囲において編集を行なう場合があります。
・回答いただいた内容の著作権は、文藝春秋に帰属するものとします。誌面のほか、新聞広告、交通広告等にも掲載される可能性があります。
・誌面掲載にあたっては、事前にお知らせしたり、内容を確認いただくことは出来ません。
text:Atsuko Komine illustrations: Ayumi Itakura
なかののぶこ/1975年東京都生まれ。脳科学者。東日本国際大学特任教授。京都芸術大学客員教授。東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。医学博士。2008年から10年まで、フランス国立研究所ニューロスピン(高磁場MRI研究センター)に勤務。著書に『ペルソナ』『脳から見るミュージアム』(ともに講談社現代新書)、内田也哉子との共著『なんで家族を続けるの?』(文春新書)など。最新刊は兼近大樹との共著『笑いのある世界に生まれたということ』(講談社+α新書)。
中野さんにあなたのお悩みを相談しませんか?
読者の皆様のお悩みを、woman@bunshun.co.jpか(件名を「中野信子人生相談」にしてください)、〒102-8008 千代田区紀尾井町3-23「週刊文春WOMAN」編集部「中野信子の人生相談」係までお寄せください。匿名でもかまいませんが、「年齢・性別・職業」をお書き添えください。
【週刊文春WOMAN 目次】特集 母と娘って。/内田也哉子が聞く、本木雅弘「婿の言い分」/peco×窪美澄/稲垣吾郎×市川沙央/岡村靖幸×ヴィム・ヴェンダース/香取慎吾表紙画 全20作 ミニ画集
2024創刊5周年記念号
2023年12月22日 発売
定価770円(税込)