最近では三宅健が新曲をリリースしましたが、曲、映像、配信までの作業で最低でも3000万円はかかるでしょうね。なにより大変なのは、新たに選んだレッスン生の育成にかかる費用だと思います。オーディション会場だって借りるのに費用がかかる。その後のレッスンの場所、ダンスや歌の講師役にももちろんお金はかかるわけです。芸能スクールなら月謝をとれますが、そういうスタイルではないようですから」
実はTOBEに合流した辞めジャニたちは、それぞれが個人事務所を立ち上げている。その個人企業とTOBEが連携して仕事をしていくスタイルをとるためだ。
「新しい事務所が動き出すスタート資金は、まずは滝沢社長が用意したんでしょう。これまで働いてきたことによる自己資金です。しかし億単位の金はあっというまに飛んでいく。
まず合流した12名がジャニーズ時代からそれぞれの“お客”を持っているタレントたちだからこそ、なんとかなるわけです」(同前)
ジャニーズサイドに年間560億円…莫大なファンクラブ収入
元から確保されている“お客”、すなわちファンクラブに加入してもらうことによる収入だ。ジャニーズにも巨大なファンクラブがあった。複数タレントに加入している場合を含め累計で1400万人近くの会員数を誇っている。
「年間会費は4000円。人気グループのコンサートチケットがなかなかとれず、応募の名義を増やすために家族全員、祖父母まで入会している例などが多数あります。単純計算で、ジャニーズサイドに560億円もの年間収入があったことになります。
たとえば北山の所属していた、キスマイのファンクラブは60万人近くの会員がいたそうですが、その1割だけでもTOBEのファンクラブに入会したとしたら……」(テレビ局関係者)
TOBEのファンクラブは、初年度は6200円、2年目から5200円。仮に6万人が入会したとして、初年度には北山だけで3億7000万円以上の「会費」収入があることになる。