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──衣装づくりのこだわりは? 布の産地とか?

鷹村 産地も、ですね。「ブラックラグーン」という漫画が大好きなんですけど、バラライカというキャラクターがいて、タイに住んでいるロシアンマフィアなんですよ。なので、タイシルクでオーダースーツを作りました。ボスだし、良いものを着てそうだなって。

 シェンホアというキャラは台湾本土出身の本省人なので、中国からくるみボタンを取り寄せたり。ロベルタというキャラは、最後にマスケット銃で戦うシーンがあるんですよ。アメリカ軍と戦うので、銃はアメリカ製じゃないな、と。

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マスケット銃を持ったロベルタ姿の鷹村さん(撮影:ぽんたさん)

──敵国の銃を使ったらおかしい、と。

鷹村 はい。それで、スペインからマスケット銃を取り寄せました。

 あとタバコも、そのキャラが吸ってるタバコを使ってます。マルボロとかラッキーストライク、パーラメントか。私は吸わないんですけど。

 たぶん誰も気づかないですけどね。あ、けどこの間、フォロワーさんで気づいた方が1人いました!

フォロワー数は11万人超え!

──Xのフォロワー数は11万人ですもんね。国内外にいるんですか?

鷹村 海外にもいますね。「あなたのコスプレは、ディスコードのブラックラグーンサークルで有名です」ってメッセージもらったり。中国でも「40代でコスプレしているやつがいるぞ」と勝手に記事になっていたそうです。特に女性のレイヤーで年齢を公表している人がいない。

鷹村さんの「BLACK LAGOON」コスプレ(写真:本人提供)

 以前、中国のレイヤーさんから聞いたんですが、中国だとコスプレがビジネスになっていて、コスプレする人、衣装を作る人、造形する人と分業されているみたいです。だからレイヤーは、みんな20代後半でやめていく、と。