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“皮肉すぎるキャスティング”が判明し…

「木村さんは2015年の『アイムホーム』から、ほぼ2年ごとにこの枠で主演しています。今度の脚本は『BG~身辺警護人~』の井上由美子氏が担当。続編が制作されるという見方もありましたが、木村さんから『新境地に挑戦したい』という要望があったことから、新作で行くことが決まっていた。その木村さんの役どころというのが、 “忖度なしに真実を追求する報道キャスター” というものだったのです」(前出・テレ朝関係者)

 しかしジャニーズ問題を巡っては、テレビ局が事務所サイドに配慮や忖度してきた実態も明らかになっており、この設定はあまりに皮肉だ。

「一度はキャスティングを白紙に戻すことも考えられましたが、主演クラスを急遽確保することは難しく、主演の木村さんはそのままに、新たな企画として練り直されることになりました」(同前)

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『教場』も撮影延期が決定(フジテレビHPより)

 プロデューサーや脚本家による会議が重ねられ、ようやく決定した木村の役どころというのが、“脱獄犯”なのだという。

「いわれのない罪に問われて投獄された男が、自らの潔白を証明するために脱獄し、事件の真相を追うーーという物語です。冤罪を晴らそうとする男を木村さんが、二番手を刑事役の竹内涼真が務めます。木村さんは現在、人気ドラマ『グランメゾン東京』(TBS)の映画版の撮影中で、3月末からはフランスロケも控えています。そのため2月頭にクランクインして3月いっぱいで撮り終えるというギリギリのスケジュールが組まれています」(同前)