色とりどりの袴や着物に身を包んだ新成人たち。誰よりも目立とうとする彼らがかける、成人式への情熱の源泉とは?!

 毎年ド派手な衣装の若者が多く詰めかけることで知られる「北九州市二十歳の記念式典」に参列する人々に話を聞いてみた。

©文藝春秋

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 昨日は楽しみであんまり寝られなかったんで、ずっと起きてました。成人式はやっぱり一番大事ですもん。5時ぐらいから髪の毛のセットして。そっからもうずっと起きています。

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 18歳から足場の仕事をしていて、いまも普段は仕事で足場を組んでいます。給料はボチボチいいっすね。今日の衣装代はトータルで40万円くらいなんですけど、それも自分で払いました。やっぱ、自分の成人式なんで、自分でお金を出そうかなみたいな。

 いまはとにかく仕事が楽しいんですよね。これからも現場仕事でご飯を食べていきたいと思っています。ただ、いずれ独立はしたいですね。なんでかというと、やっぱり……大きくなりたいからですかね。

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 いま生まれて3ヶ月の子供がいるんですよ。めっちゃかわいいんですよ。これまで考えたこともなかったけど、いまは子供のために頑張ろうみたいな気持ちになっていますね。出来ちゃった婚だったんですけど、子供が出来た時から本当に嬉しくって。

 もうお父さんですから、周りに迷惑をかけんように頑張っていきたいと思っています。って言うと、偉そうですかね。

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 ただ、子供はこんな俺みたいにならんように真面目に育っていってほしいです。