たむらは執拗に「松本さんとかええやろ?」と…
和やかに会は進んだが、約2時間後に異変が起きた。
「たむけんタイム、入りま~す!」
陽気な調子で口にしたのは、たむらである。彼は一人一人を寝室に呼び出し、質問を繰り返す。
「今日、誰が良かった? 今から誰と2人で飲みたい? 松本さんはどう?」
性的な意図を察知したD子さんが「みんなで飲みたいです」と松本とのツーショットを拒むと、たむらは執拗に「松本さんとかええやろ?」と畳み掛ける。
「やっぱり最後はこういう目的のために呼ばれたんだ、と思いました。結局、私の友達が松本さんと部屋に残ることになり、私を含めて全員が部屋を出ることになりました。別れ際、たむらさんから『はい、これ』と3000円のタクシー代だけ渡され、帰らされました」(D子さん)
別れる直前、たむらはD子さんへ向き直り、こう忠告した。
「今日のことは、絶対言わんといてな」
吉本興業に対し、松本の“性接待”について改めて質問状を送ると、回答はなく、次のような連絡があっただけだった。
「本質問状になるような事実を記載して、新たに名誉を棄損する記事を発売されるのであれば当然に法的措置を講じる」
たむらは、たむけんタイムを否定したが、飲み会の事実を認め、「不快な思いをしたから、こういった話をしたんだと思う」と女性に謝罪した。
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現在発売中の「週刊文春」および「週刊文春 電子版」では、後輩芸人による松本への“SEX上納システム”について3人の女性が新たに証言。福岡、大阪で開かれた飲み会の全容、福岡の女性を集めたM-1王者、A子さんの松本への反論なども報じている。
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