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「対外試合禁止」千葉学芸高校野球部に新たな“イジメ事案” 被害者が告発 同級生部員が「みんなで喧嘩売ろうぜ」「退学しろ」

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「2020年9月のことでした。僕は寮の一室で横になっていたのですが、Zら数人の1年生部員が物干し竿を投げつけてきたのです。その時、Zは周囲に『明日、みんなでXに喧嘩売ろうぜ』と話していました」(同前)

 結局、X君は度重なる部員からのイジメに悩み、2020年11月に野球部を退部した。しかし、Z君からのイジメは終わらなかった。X君の母親が言う。

「XとZ君はクラスが一緒だったので、退寮したあともZ君から『退学しろ』『死ね』といった言葉を投げかけられたそうです。クラスでもハブられていたので、休み時間はいつも突っ伏して寝ていたとXから聞いています」

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イジメがあった寮

「1月29日までに退学願を出さなければ退学処分になる」

 2020年の冬休みのこと。X君は家族と焼き肉店を訪れていた。束の間の休暇で解放感に浸っていたX君は、家族が飲んでいたレモンサワーが写り込んだ自身の写真をインスタグラムのストーリーに投稿した。

 すると、この投稿が学校側から問題視されたという。X君の母親が言う。

「冬休み明け、学校に呼び出されて、Xがアップしたストーリーのスクリーンショットを見せられました。ですが、Xはレモンサワーを飲んでいませんし、家族は飲ませてもいません。そのことを学校側にははっきりと伝えましたが、聞き入れてもらえませんでした」

「週刊文春」はこの時の音声を確認。教頭はこのように話していた。

「飲んでいるか飲んでいないかは問題ではなく、酔っぱらっているような投稿をSNSに載せたことは問題」「1月29日までに退学願を出さなければ退学処分になる」

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