千葉学芸高校は「いじめの事実はないと判断」
この件で追い詰められたX君は千葉学芸高校を退学。野球を続けることと、別の高校への転学を諦めた。退学直後は心療内科を受診し、精神的に不安定な時期もあったというが、現在は社会人として働いているという。
千葉学芸高校に事実関係の確認を求めた。
——Z君がX君をいじめていたのは事実か。
「いじめの事実はありません。いじめ被害の申し出について、複数回にわたり慎重に調査した結果、いじめの事実はないと判断しました」
——2020年9月、Z君たち1年生がX君に物干し竿を投げつけたのは事実か。
「調査委員会で複数回調査しましたが、Zくんと1年生の部員数人がXくんに物干し竿を投げつけた事実はありません。折れていた物干し竿があったので、Xくんが折ったものだと思い、足元の危険回避のためXくんの体の左側に置いたことが事実です」
だが、X君が遭った“イジメ行為”はこれだけではなかった。
「部員だけではありません。監督からも暴力を受けました」
千葉学芸高校の野球部で一体何が起きているのか。現在配信中の「週刊文春電子版」では、X君と母親が告発する数年前のイジメ事件、そして監督による暴力などを詳しく報じている。
「下級生イジメで対外試合禁止3カ月」千葉の強豪・千葉学芸高校野球部の元部員が“新たな被害”を告発《監督に頭を殴られ、同級生から「死ね」「退学しろ」と罵倒された》
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