――『ハッとして!Good』のエピソードトークはどんなものを?
磯野 海に行った時、お友だちが当時流行っていたハイレグ水着を着てたのね。そうしたら若い男の子が、「毛出てるぞ」って声をかけてきて。それでハッとなった友だちが、グッと股間に毛をしまったのよ。だから、「ハッとしてグッと」。しょうもないでしょ(笑)。
いまだに手書きのハガキをいただくありがたさ
――「音楽番組」から、視聴者のハガキを読むスタイルへと大きく変わったことで、どんな変化がありましたか。
磯野 音楽は好きだけどハガキの方がやりやすくなりましたね。皆さんからの不平・不満・愚痴をもとに喋る方が、話が広がりますし。思い出の曲をかけて、となるとやっぱり限度があって、さっきみたいなこじつけの話が増えちゃうから。
――視聴者の反応がいいから、今のスタイルが定着したところもありますよね。
磯野 そうでしょうね。このデジタルの時代に、いまだに手書きのハガキをたくさん、いただきますから。
それに、ハガキ代もまた上がるでしょう。今まで値上げがあっても、それでもずっと送ってくださっている。本当にありがたいです。
喋る内容にNGは一切なし
――2019年には、離婚を番組で発表されました。プライベートなことを公表することに迷いはなかったですか。
磯野 何もなかったですね。
――『はやく起きた朝は…』で話すことは自然なことでしたか。
磯野 みんなそうよ。由美ちゃんも「妊娠しました」って番組で話したし、直美ちゃんも「私、結婚してみるよ」ってあの場で言ったの。それで妊娠して出産したことも話したしね。それがあそこでは自然なことになってるのよ。
――喋る内容で事前にNGなこともないですか。
磯野 昔はよく「台本はあるんですか?」って聞かれたけど、そんなの一切なくて。スタッフから「これは喋っちゃダメ」とか「やめてくれ」って言われたことは一切ないんです。
――信頼関係があるんですね。
磯野 そうですね。だから逆に、「これを話してほしい」もないですよ。ただ、さすがに私の離婚のときは、プロデューサーに「離婚しますので番組で発表したいんですけどいいですか?」とは聞きました。その時も、「どうぞどうぞ」でしたね。
――松居さん、森尾さんにも事前にお話はされていた?
磯野 言わない言わない。あの場で初めて言ったの。ただ私が気をつけようと思ってたのは、暗くならないこと。朝のさわやかな番組だと思ってるから、悲しい感じは嫌だなって。