「ティファニーなどのブランド品を勝手に送りつけてきた」
「『ティファニーなどのブランド品を勝手に家に送りつけてきて、LINEをブロックしても執着してくる人がいて困っている』って……。その人の名前を聞いても、相手を気遣って私には教えてくれませんでしたが、おそらくそれがAだったのではないかと思います」(山川さんの長女の友人)
別の知人はこう証言する。
「美人で人気者だった彼女でしたが、彼氏はいなかったと思います。でも、女子高生ですし、当然気になる相手や男友達はいたようです。今年の夏にはある男の子とイオンで一緒に仲良く遊んでいて、噂にもなった。それでAが勝手に勘違いし、逆恨みをしていたのだったら……」
Aの学校での様子を確認しようと、Aが通う高校を訪問したが、「担当者不在」として取材に応じることはなかった。
事件発生直後から現場周辺に張り巡らされていた規制線は15日に解除された。山川さんの自宅に足を運ぶと、真っ黒に焼け焦げ崩れた家屋の入り口に真新しい花が置かれていた。
「事件がなければ長女は17日、所属していた演劇部のコンクールに出演する予定でした。彼女は昨年に引き続き、劇中主要な役をこなしながら脚本も担当していた。昨年の作品は、ある童話をモチーフにしており『人への優しさ』をテーマにしたもの。そして今年の作品は『LOVE(愛)』がテーマでした。Aのしたことに怒りを感じます」(演劇部関係者)
捜査関係者によると、Aはその後の取り調べに対し、「思い通りにならないので侵入しようと思った。見つかれば家族全員を殺害するつもりだった」と供述、山川さんの住所については「最近知った」と話しているという。