収録後に「二宮でいこう」と緊急シフト
「1月14日の時点では、まだ新MC探しは続いていました。しかし収録後に中居と二宮の相性の良さ、そして二宮が個人事務所の所属になったことでの頼みやすさから、『二宮でいこう』と緊急シフトしました。ニノ本人もラジオで話していましたが、スタッフから『折り入ってご相談ですが、MCイケませんか?』と。
最初は、『中居さんはひとりだって全然イケるはずなので中居さんに聞いてみてください』と答えた二宮でしたが、中居はすでに快諾していた。そこには、独立したばかりの後輩の仕事を一本増やしてあげようという中居の想いがあったハズです」(芸能デスク)
秋元と二宮がゲストで登場した回の放送日(1月28日)に、二宮はMCとしての初回を収録し、1月31日には局から大々的にリニューアルが発表された。
中居が二宮とのMCタッグを選んだワケ
中居がジャニーズ事務所(当時)から独立したのは、4年前のこと。遡って2016年にはSMAPが解散し、2019年にはジャニー喜多川氏が死去した。
昨年、故・ジャニー氏の性加害問題が再びクローズアップされ、「ジャニーズ」の名前は消滅。その波乱のなかで、悩みつつ独立を決めたのが二宮だ。
5人組の「嵐」のなかで唯一旧ジャニーズを離れたが、グループの活動としては旧ジャニーズの采配に委ねるという立場の二宮に対して、中居の“援護”の気持ちは深いという。
「中居本人もSMAP解散後の『新しい地図』との分裂騒動、そして個人事務所への移行を経験している。彼はバラエティがメインで、二宮は俳優業がメインではあるが、中居は『ジャニーズやめたからって仕事が減っちゃカッコつかないから』と常々言ってましたからね。有言実行でしょう。
一方で、公私ともに仲の良かった松本(人志)との関係についても色々考えている。中居が病気で休養していたときに、かなり心配して『なんでも助ける』と言い続けたのが松本で、『まつもtoなかい』はその流れで立ち上がった番組でもあるんです」(前出・フジ関係者)
恩義のある松本とダブルMCではじめた番組を潰すわけにはいかない、とにかく続けなければならない。そのために、長年実現することはなかった旧ジャニーズ時代の後輩と“異例”のMCタッグを組むことを選んだわけだ。