「松本人志がテレビからいなくなっても困らない――。そう露呈した結果になりました。これまで以上に中居正広の魅力が発揮されているし、何より視聴率が格段にアップしたんですから」(フジテレビ関係者)

 2月4日放送分から“リニューアル”された「だれかtoなかい」(フジテレビ系)。

 1月8日に発表された松本人志の活動休止に伴い、各局計7本のレギュラー番組ともども対応を迫られた結果、「まつもtoなかい」は開始1年経たずにそのMCと番組名を変えることとなった。

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中居正広

「活動休止は一連の『週刊文春』報道によるものですし、松本サイドは今後法廷での闘争を宣言している。どれだけ続くかわからない休止期間のために、『誰を中居の相方にするか』は大きな課題でした。松本の後輩にあたる吉本芸人に頼むのは簡単ではあるけれど、それは選択肢にあがらなかったといいます」(同前)

冒頭5分以上の中居の“独り語り”

 活動休止発表の翌週、1月14日(1月28日放送)の収録ゲストは秋元康と二宮和也だった。

 旧ジャニーズの後輩であり、昨年10月に独立したばかりの二宮と中居のトーク。そしてなんでもズバズバ訊けるポジションの秋元の出演に注目が集まった。なにより松本の不在を誰がどう説明するのか、業界も世間も釘付けになったのだ。

「冒頭5分以上の中居の独り語りは見事なものでした。『松本さんが出ている番組の中で、ぶっ倒れそうな番組がダントツで「まつもtoなかい」』と笑わせつつ、しっかりと視聴者の期待に応えた。二宮とのトークでも、旧ジャニーズから独立したもの同士しかわからないネタをたっぷり放り込み、ファンは垂涎だったのでは」(同前)

二宮和也 ©文藝春秋

 なかでも、芸能人が使用する「送迎車」は反響を呼んだ。中居に問われた二宮が、「いまクルマがなくって、自車です。嵐、いいクルマ乗ってた!」と答えたかと思うと、中居も「俺ね、今までジャニーズで乗ってた車、そのままリースしたいと思ったら、月60万円ぐらいするって」と話すなど、いまやテレビでは“禁句扱い”のような「ジャニーズ」の話題が飛び出し、ネットはざわついた。