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本音やサービストークが明らかに多い

「実際、松本とのコンビのときより中居がイキイキとしているという声は業界内からも高い。松本とのとき、中居はトスをあげる役目が多く、松本のひとことを引き出す側だった。でも二宮と一緒だと、後輩である上にお互いの苦労を分かり合えるから、本音やサービストークが明らかに多い。ふたりとも何を話せば喜ばれるかよくわかってるんですよ。今後はさらに化学変化で面白さが増すのではないか、と言われています」(前出・芸能デスク)

看板が撤去された旧ジャニーズ事務所の本社ビル ©時事通信社

「ジャニーズ」関係の名前が次から次へと…

 2月4日放送分のゲストはムロツヨシとサンドウィッチマン。究極の“安牌”ともいえるが、共通の話題が多い好感度抜群の人選となった。

 ゲスト回に続きファンが大喜びしたのは「ジャニーズ」関係の名前が次から次へと出たことだった。

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「97、98年にフジ系で放送された『中居正広のボクらはみんな生きている』の話題になり、当時12歳だった生田斗真と共演していたという話に。同じ局なうえ生田も独立しているので、当時の番組内ツーショットが映されたんです。

 さらに、二宮がゲストのムロツヨシと『嵐の活動休止会見の夜にふらっと家に来てくれて一緒に飲んだ』という話を披露するにあたり、『そういうときだったら松本潤とかと飲む可能性があるんですよ』と付け足した。ムロは『多分松本くんはほかの誰かといるだろうっていう直感が働いてるんですよね、こういうとき。ニノはひとりだろうなって直感的に』と話すと、中居が『それだったら大野でしょ? 二宮より大野がひとりでしょ』と(笑)」(同前)

「嵐」について、そして旧ジャニーズメンバーについて、出演者がどう話していいのかわからないという雰囲気がいまだに強いなかで、明るくリアルな会話ができる人材は限られる。個人事務所で出演可否判断も早い二宮は、まさにうってつけとなった。

「失ってはじめてわかるとでもいうのでしょうか。松本さんの看板番組のスタッフは実は色々苦労が多かった、と最近よく話したりします。吉本自体が大きな存在で、そのなかでも大御所の松本さんに機嫌よくやってもらうためのスケジューリングやご意見伺いは、なかなか大変だったんです。

松本人志 ©時事通信社

 これだけ松本さんについての報道が続けば『顔も見たくない』という女性を中心とした視聴者が増えるのは当然の流れだし、スポンサーあってのテレビ局の“要”は、視聴率や再生回数ですから」(テレビ局員)

 松本不在の1月28日放送分は世帯平均視聴率が7.2%、新MCに二宮が登場した2月4日放送分は7.4%といずれも以前より2ポイント近くアップする好発進(関東地区、ビデオリサーチ調べ)。頭の回転の速いふたりの元ジャニーズ・スーパーアイドルが番組を回していくことで、令和の“業界の常識”まで動かしていくのかもしれない。