「仇討ち」をテーマにした映画『ペナルティループ』。その完成披露上映会が2月19日に都内映画館で行われ、主演の若葉竜也、伊勢谷友介らメインキャストと荒木伸二監督が登場した。
昨日殺した敵を、今日もまた殺す
若葉が演じる主人公は、最愛の恋人の唯を素性不明の男・溝口に殺された岩森。
自らの手で犯人に復讐することを決意した彼は、綿密な計画を立て、完璧に復讐を実行したはずだった。が、翌朝目覚めると、時間が昨日に戻っていることに気づく。困惑しながらも復讐を繰り返す岩森は、昨日殺した敵を、今日もまた殺す。自らが選んだはずの復讐のループが否応なく繰り返される――という物語だ。
作品との出会いについて、若葉は「オファーをいただいたのは、コロナとか世界情勢とか色々なことがあってふつふつとした怒りや破壊衝動、モヤモヤが溜まっていた時期。そんなときにこの映画の台本を読んで『滅茶苦茶な映画を一緒に作らないか』と同志から手を差し伸べられたような気がした」と語った。
「10回殺されるのは仕方がないとは思いつつ…」
岩森の敵・溝口役の伊勢谷は、この作品で俳優復帰。