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《浜名湖17歳遺体》「この前、ケンカでボコボコにした」被害者が足を踏み入れた“多国籍コミュニティ”の暗黒面「ブラジル人容疑者と女性トラブルか?」

《浜名湖17歳遺体》「この前、ケンカでボコボコにした」被害者が足を踏み入れた“多国籍コミュニティ”の暗黒面「ブラジル人容疑者と女性トラブルか?」

source : 週刊文春

genre : ニュース, 社会

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「ハーフ女性を巡るトラブルもあったようです」

 多国籍グループに入るきっかけはSNSだった。斉藤さんの友人の父親が続ける。

「息子は、逮捕されたブラジル国籍の少年と宇川くんの共通の友人でした。宇川くんとは学校は違いましたが、SNSを通じて友達になった。今の若い子たちはそうやってSNS経由で仲間を増やしている。息子から聞いた話では、ブラジル国籍の子のバイクを倒したことだけではなく、ブラジル人と恋人だったフィリピン人と日本人のハーフ女性を巡るトラブルもあったようです」

亡くなった斉藤さん 本人インスタグラムより

 浜松市内の繁華街には頻繁に遊びに来ていたという斉藤さん。仲間たちと会う際の移動手段を増やすためだろうか、原付免許を取得していたという。前出の友人は肩を落とした。

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「宇川は原付免許を持っていましたが、バイクは持っていなかった。私が所持していた2台の原付バイクのうちのひとつを、前々から宇川が運転したいと言っていたので、それを貸してドライブしたこともある。焚火をした時、宇川はバイクの旧車の話を熱心にしていたので、バイクには結構興味があったのだと思います。1カ月くらい前に彼のインスタで自動二輪教習車のストーリーを投稿していたので、今度はその免許を取ろうとしていたんじゃないかな。それなのに、まさかこんなことになるなんて……」

亡くなった斉藤さん 本人インスタグラムより

「宇川が『この前、喧嘩でボコボコにした』と自慢げに話していた」

 小学生時代はサッカークラブに所属し、中学時代はバレーボール部で活躍するなどスポーツマンだった斉藤さん。中学卒業後は磐田市内の私立高校に進学したが、ほどなくして退学。近所のガソリンスタンドや飲食店でアルバイトをしながら通信制高校に通っていた。高校退学によりバレーボールから遠ざかった斉藤さんは、キックボクシングのジムに通い始めるようになる。

「昨年11月に、宇川を誘って5人くらいで集まって海岸で焚火をしました。その時、宇川が『この前、喧嘩でボコボコにした』と自慢げに話していたのを覚えています。キックボクシングを始めてからは体格も良くなり、性格も変わった印象です。喧嘩もかなり強かったと思いますが……」(前出・友人)

逮捕された堀内容疑者 (本人のFacebookより)

 逮捕された5人のうち数人は容疑について否認や一部否認をしているという。前出の社会部記者が話す。

「堀内容疑者らが、斉藤さんを暴行する様子を動画撮影していたそうです。捜査本部は、暴行を実行した男らは、斉藤さんが死亡した経緯を知っているとみて、その動画をもとに裏付け捜査を進めています」

 混沌としたコミュニティの中で起きた凄惨な事件。未来ある少年が足を踏み入れた先には、暗い闇が広がっていた。

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