不動産業界には「千三つ」という言葉がある。「千の言葉の中に、真実はたった三つ」――嘘をつくのは日常茶飯事、正直者がバカをみるのが当たり前だというから驚きを禁じ得ない。『正直不動産』(小学館)は、そんな闇をはらむ不動産業界を舞台にした痛快喜劇だ。山下智久主演での実写ドラマも話題を呼び、シーズン2となる「正直不動産2」は今夜最終回を迎える。
ここでは、ドラマの8話にも登場したエピソード「1Rマンション投資」(『正直不動産』15巻に収録)を抜粋してお届けする。新築ワンルームマンションを購入した男性が窮地に追い込まれた理由とは……?(前編を読む)
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