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 しかし時代の大きな波とともに芸能界も旧ジャニーズのルールも大きく変わりつつある。

「古き良きでもあり古き悪しきでもありますが、芸能プロダクションの大きな仕事のひとつとして『タレントの管理』という言葉があります。

 日々の生活で社会的秩序を守らせることはもちろん、創り上げたそれぞれのタレントイメージを崩さないようにリードするということです。そのなかには恋愛事情や家族関係の管理ももちろん含まれていました。でも、ジャニーズが崩壊して現在のSTARTO ENTERTAINMENTは、あくまでもエージェント会社ですから」(テレビ局プロデューサー)

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二宮和也 ©文藝春秋

「結婚していいんだってわかったんですよ」と連絡してきたのは…

 タレント本人が仕事を選び、自己プロデュースについて思案し、それをエージェントはフォローする。最優先はタレントの希望事項であり、それを「ダメ」などと止めることはない。待ち構えたかのように、結婚発表ラッシュが起きたのも当然の流れだ。

「今年結婚発表したうちの1人が、『昨年の怒涛のジャニーズ問題のあいだは、悩まなきゃいけないことが多すぎて結婚まではいけなかった。でもふと気づいたらその間ずっと支えていてくれた相手がいて、誰も結婚に反対しないってことがわかった。結婚していいんだってわかったんですよ』っていう内容の連絡をくれました。

 以前のジャニーズだったら、例えばグループ活動がなくなるタイミングを待たなければとか、もしくは女性の妊活時期を考えて事務所に対して多少強引に――とかそれぞれの悩みポイントがあったんですけれどね」(同前)

 かつては機能していた「管理」が、一気に手薄になったともいえる旧ジャニーズ。昨年末にはKing & Prince・高橋海人と有村架純、今年に入ってからはKAT-TUN・亀梨和也と田中みな実、Sexy Zone・中島健人と元E-girlsの鷲尾伶菜、さらに菊池風磨と白石麻衣と、まさに続々と熱愛報道が続いている。

 自由になった令和のアイドルたち。本人たちの希望によって、次に結婚を決意するのはどのカップルとなるのだろうか。