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将来の夢は「スーパージジイ」

清原 私は、夜中、父上が外で体を拭いているところをお絹が見ているシーンが印象に残ってます。滲み出ている父上の覚悟を何も言わずに、抱きしめるように受け止める感覚。でも何も言わない。二人の関係性がよく映っていて、すごく好きでした。

――あそこは素晴しいシーンだと思ったのと同時に、草彅さんの肉体美に驚かされました。

草彅 ありがとうございます。僕、服を着てると痩せて見えるもんね。実は父上は脱ぐとすごいんだ。ストロング・パパ(笑)。運動が好きなの。HIIT(ヒット)っていう短い動きを繰り返すトレーニングをよくやってます。

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草彅剛さん

 将来はスーパージジイになろうと思ってて。「あいつジジイなのに動けるな」みたいな、そういう人になりたいの。清原さん、『ジョン・ウィック』って見たことある?

清原 ないです。どういう映画ですか?

草彅 4作出ているシリーズものなんだけど、キアヌ・リーブスをみんなが倒しにくるっていう、ただそれだけの話。で、主人公がめちゃくちゃ強くて、たまに痛い思いをするけど絶対に死なないっていう(笑)。

清原 それが4作続いてるんですか。

 

草彅 そうなんだよ。キアヌ・リーブスが本当に格好よくってさ。4本目は真田広之さんも出ていて、すごいアクションをするの。『ミッション:インポッシブル』のトム・クルーズも格好いい。彼らみたいに、いつまでもアクションをやりたいね。だから常日頃、僕は強い、強いぞと思って(笑)、トレーニングして。目標は動けるジジイです。

※二人の京都での撮影中のエピソードや、父娘を演じて芽生えた絆、プライベートの過ごし方など、全文は『週刊文春WOMAN2024年春号』で読むことができます。

text:Ayako Ishizu
photographs:Takuya Sugiyama
styling:Megumi Isaka(dynamic/Kiyohara), 
Kayo Hosomi(ZEN Creative/Kusanagi)
hair & make-up:Eri Akamatsu(ESPER/Kiyohara), Eisuke Arakawa(Kusanagi)

Tsuyoshi Kusanagi
くさなぎつよし/1974年7月9日生まれ。1991年CDデビュー。『ミッドナイトスワン』(20/内田英治監督)で第44回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。主な出演作は、『黄泉がえり』(03/塩田明彦監督)、『日本沈没』(06/樋口真嗣監督)、『あなたへ』(12/降旗康男監督)、またテレビドラマは「僕の彼女と彼女の生きる道」(04/CX)、「任侠ヘルパー」(09/CX)、大河ドラマ「青天を衝け」(21/NHK)、連続テレビ小説「ブギウギ」(23/NHK)など、多数の作品に出演。

Kaya Kiyohara
きよはらかや/2002年1月30日生まれ、大阪府出身。2015年、NHK連続テレビ小説「あさが来た」で女優デビュー。『護られなかった者たちへ』(21/瀬々敬久監督)で第45回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞。主な映画出演作に『3月のライオン 前編/後編』(17/大友啓史監督)、『ちはやふる -結び-』(18/小泉徳宏監督)、『1秒先の彼』(23/山下敦弘監督)、テレビドラマでは、「透明なゆりかご」(18/NHK)、「おかえりモネ」(21/NHK連続テレビ小説)などの主演作がある。