俳優、歌手、タレントと様々な分野で活躍する草彅剛さん(48)。2017年からは稲垣吾郎さん、香取慎吾さんと共に『新しい地図』名義での活動も行っている。
ここでは、1月16日から放送開始するドラマ『罠の戦争』で、実に6年ぶりに民放連ドラ主演を務める草彅さんに、『新しい地図』で共に活動している二人との関係や、今後トライしてみたいことについて伺った。(全2回の2回目/前編を読む)
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「二人のほうがすごいっていつも思います」
――草彅さんと稲垣吾郎さん、香取慎吾さんで活動している『新しい地図』も船出から5年が経ちました。
草彅 この5年は何もかもが新しい事ばかりでした。それまでやっていなかったSNSやYouTubeを始めて、コロナ禍があって……。やっぱりコロナ禍はすごく大きかった。
『ななにー』(※Abemaチャンネルのレギュラー番組『7.2 新しい別の窓』)もスタートからかなりの間はリモートでお届けしていたし、ロケにもなかなか出られなかった。でも、ようやく有観客でのファンミーティング(※『NAKAMA to MEETING Vol.2』)が動き出した。様々な環境が大きく変わって、5年で体の細胞が全て入れ替わったような気分というか。
――そうした気分が、(※前編で語っていた)「新人役者に戻ったような気分」にも繋がっているのでしょうか?
草彅 そうですね。何だか最近は新しく生まれ変わったような気持ちですね。
――稲垣さんも香取さんも、草彅さんの演技を絶賛されています。
草彅 いやあ、僕のことばかり褒めてくれるけど二人のほうがすごいっていつも思いますよ。吾郎さんはもう役者として独自の世界観が備わっている。しかもそのサイズ感が大きくて、いつも驚かされます。
慎吾ちゃんとは秋に二人芝居(22年。『burst!~危険なふたり~』 )をやりました。僕は慎吾ちゃんよりも舞台の経験があるつもりでいたのに、いざ同じ舞台の上で間近に立つと“香取慎吾”という役者力に圧倒されてしまった場面が何度もあって。役者としても、二人をものすごくリスペクトしています。それこそ、早く三人でやりたいことがあって。