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せっかく開成高校に入ったのに“2度目の留年の危機”…それでも長男を「東大合格」に導いた料理研究家・みきママの子育て術「小さい頃から塾に行かせるよりもやったほうがいいことがあります」

料理研究家・みきママインタビュー #1

2024/03/27
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みきママ 次男はこの春から高2なんですが、中学受験をしたので都立の中高一貫校に通ってます。でも入学してからゲーマーになって一切勉強しなくなりました。「いつ飽きるかな」と黙って見守っていたら、中3まで全く飽きなくて(笑)。

「え、どこまでやるんだろ」と思っているうちに、成績が最低ラインになったんです。本人は「俺はもう十分勉強した、大学も受けたくない」と言ってました。でも、私は長男のときと同様に「スイッチ」を入れたんです。

「アメリカの理工大学に行く」と宣言!

――どうやってやる気を出させたんですか?

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みきママ ついこの間の出来事なんですけど、長男の中学時代からの友達で、東大の理系に進んだ超イケメンで性格も良くてサッカーも上手い男の子に、次男と会って話してもらったんです。そうしたら「こんな人になりたい!」と感化されたようで、「アメリカの理工大学に行く」と言い出しました。今は「まずは英検の勉強を頑張る」と、毎日夜の12時くらいまで勉強してます。

毎日、勉強に励む次男のれんさん(写真:インスタグラムより)

――親の言うことよりも、第三者の話の方がよく聞くのかもしれないですね。よく今までゲームを無理矢理止めさせなかったですね。

みきママ 「止めなさい」と言うのを我慢するのは大変でした。世の中の親御さんも同じ思いをしてる方は多いと思うんですけど、イライラするくらいなら子供がやっていることをあまり見ない方がいいかもしれないです。

 例えば、子供が料理や家事をやっているとき、口出ししたくなるから私は見ないようにしてるんです。それでどんなことになったとしても、結果だけは見てみる。その方が子供に対して嫌なことを言わないで済むかもしれません。

――お子さんが受験生のときは、どんなサポートをしていましたか?