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オーディション・テープの録音場所は“自宅クローゼット” 『クラメルカガリ』に「いつもより覇気のない声で」挑んだ佐倉綾音

source : 週刊文春CINEMA 2024春号

genre : エンタメ, 映画, 芸能, テレビ・ラジオ

note

「暗闇で集中して、隔絶された世界で映画に触れるって…」

 映画館で映画を観るのは大好きだという。

「映画館、とても好きなんです。暗闇で集中して、隔絶された世界で映画に触れるって、いいですよね。なかなか仕事と折り合いがつかなくて、『福田村事件』とか観たかった映画に行けなかったこともけっこうあります。

(『週刊文春CINEMA』前号に声優仲間の内山昂輝が寄稿しているのを見て)あっ。内山君ともよく映画やマンガの話をしているんです。彼の趣味と私の趣味はあまり合わないんですけど(笑)、それがまた楽しくて」

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©山元茂樹/文藝春秋

大塚明日香(ALCATROCK)=スタイリング
福田まい(addmix B.G)=ヘアメイク
衣装協力:ふりふ

さくら あやね 声優。東京都出身。2010年声優デビュー、以後出演多数。主な出演アニメーション作品に、『PSYCHO-PASS サイコパス』『僕のヒーローアカデミア』『五等分の花嫁』『ご注文はうさぎですか?』など。舞台、テレビ、ラジオなど幅広く活躍中。愛称は“あやねる”。

『クラメルカガリ』

INTRODUCTION
2001年からwebサイト上に自主制作アニメを発表し、カンヌ国際映画祭など国内外で高い評価を受けてきた塚原重義監督の初長編作品『クラユカバ』とそのスピンオフである『クラメルカガリ』が同時公開される。『クラユカバ』制作中に塚原と出会った『デュラララ‼』『バッカーノ!』などで知られる作家・成田良悟が、世界観を同じくした短編小説を執筆。『クラメルカガリ』として完成した。

STORY
まだ炭鉱業が栄えていた時代。泰平工業が牛耳る炭鉱の町・箱庭(はこにわ)では、炭鉱夫が好き勝手に土を掘っては道を作り上げてしまうため、町はまるで迷宮のよう。日々変わりゆく道を地図に記す“地図屋”である少女・カガリ(佐倉綾音)が、消えた同業仲間のユウヤ(榊原優希)を探しに地下へ降りていくと、そこで町を揺るがす陰謀を目撃してしまう――。塚原重義ワールド全開、郷愁を誘う琥珀色の幻想奇談!

STAFF & CAST
原作・脚本・監督:塚原重義/シナリオ原案:成田良悟/声の出演:佐倉綾音、榊原優希、大塚剛央、細谷佳正、森なな子、悠木碧/2024年/日本/62分/配給:東京テアトル ツインエンジン/4月12日公開

オーディション・テープの録音場所は“自宅クローゼット” 『クラメルカガリ』に「いつもより覇気のない声で」挑んだ佐倉綾音

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