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「私は『反ワク』ではありません」コロナワクチン後遺症 京大名誉教授が読者の疑問に答える《質問殺到》

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副作用の出やすい人と出にくい人がいる

 1問目は「ワクチン接種で健康被害を受けたり亡くなったりした人がいる一方で、健康な人もいるのはなぜですか」(兵庫県、59歳女性)。これに対して福島氏は、

「最初に概念的なことを言うと、今回のワクチンに関わらず、薬には効く人と効かない人がいます。また副作用の出やすい人と出にくい人がいるというのが、どんな薬の場合でも事実です。

 今回のワクチン後遺症の場合、原因はワクチンですが、その人の生活習慣や遺伝子(特定の遺伝子の保有者はコロナウイルス感染で重症化する割合が高いという論文があり、ワクチンでも同様のことは考えられます)など様々な条件が絡んで、結果が生じているのです。

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各地に設けられた集団接種会場 ©時事通信社

 なおその条件の一つとして、特定の栄養素が関係しているのではないかという仮説を私は立てています。詳細は次の回答の中でお話しします」

 この「特定の栄養素」についても、福島氏は詳述している。

 こういった素朴な疑問だけでなく、「劇症1型糖尿病」や「ぶどう膜炎」、「リウマチ」、「大動脈乖離」、「慢性疲労症候群」など、コロナワクチン後遺症が疑われる実際の発症例についても、質問にわかりやすく答えている。

 福島雅典氏による記事「コロナワクチン後遺症 読者の疑問に答える」は、4月10日(水)発売の文藝春秋5月号に12ページにわたり掲載されている(「文藝春秋 電子版」では4月9日公開)。

「私は『反ワク』ではありません」コロナワクチン後遺症 京大名誉教授が読者の疑問に答える《質問殺到》

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