2023年(1月~12月)、文春オンラインで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。社会部門の第1位は、こちら!(初公開日 2023年12月21日)。

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 2021年の衆院選に愛知5区から出馬し、比例復活で初当選した日本維新の会所属の岬まき衆院議員(54)。元女子アナの美魔女議員として人気の高い彼女の事務所で、この1年で8人もの秘書やスタッフが辞めていることが「週刊文春」の取材で明らかになった。

多忙でダウンした元秘書に土下座を強要

 元公設秘書のA氏が明かす。

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「岬事務所から今年、秘書やスタッフが相次いで退職しました。その数は少なくとも8人に上ります。ほぼ休みの取れない過酷な労働に加え、岬氏からの執拗な命令、叱責がある。いわゆる『パワハラ』が横行しているんです。たとえば、怒ると机をバンバン叩く。『何で出来ないの』と人格否定し、鬼の形相で睨んできて……」

岬まき ©日本維新の会HPより

 元秘書B氏は言う。

「真夏の炎天下で『ポスターを1日10枚を貼らせてもらえるまで帰ってくるな』と命令され、熱中症になりました」

 さらにおぞましい「事件」もあったという。

「1年半ほど前、ある元秘書が多忙でダウンした際、岬氏は他のスタッフの前で『謝れ』と強要。事務所内で土下座をさせた」(A氏)

 岬氏本人は、秘書たちの“暴露”をどう受け止めるのか。朝の駅頭活動を終えたばかりの彼女を直撃した。