「バルサン」や「激落ちくん」で知られる日用品メーカーのレック(東証プライム上場)が、新日本プロレスのスポンサードを終了する方針であることが「週刊文春」の取材で分かった。同社の青木光男会長(74)が取材に対し、プロレスから手を引くことを明言した。
5月10日、レックは現社長の永守貴樹氏(52)が6月の株主総会をもって退任し、青木会長が会長兼社長に復帰する人事を発表した。永守氏はモーター大手・ニデックの永守重信代表取締役グローバルグループ代表(79)の長男として知られる。
過去には「激落ちくん」とのコラボCMも
スポーツ紙デスクの解説。
「貴樹氏は大のプロレス好きとして知られており、レックとして数々のプロレス団体への協賛を行ってきた。とりわけ新日本プロレスとの縁は深く、何度も興行の冠スポンサーになっており、『激落ちくん』とのコラボCMも制作していました」
そのため、一部のプロレスファンの間で貴樹氏の社長退任は「プロレス界激震」などと話題になっていた。