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「舞妓さんに触ったり…」迷惑行為に悩まされる京都・祇園の私道に『進入禁止』の看板 違反したら「罰金1万」

source : 提携メディア

genre : ニュース, 国際, 社会

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私道を管理する協議会は、さらに今回、小袖小路の入り口2カ所に「通り抜け禁止」の看板も立て、違反した人には罰金として1万円を請求することにしたのだ。

この通り抜け禁止に観光客は…
-Q.オーツーリズムで進入禁止になるが?
オーストラリアからの観光客:その判断は良いと思うわ。人が多いからね」。

アメリカからの観光客:祇園に来て舞妓さんと夕食も楽しんだけど、ちゃんとルールに従ったよ。

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小袖小路にある店の人からは…
お茶屋の女将:やっと付けてくれはってありがたいと思っています。ゴミほかさはる(捨てる)とか、舞妓さんに触らはんのが、かなんでしょ。

つる居 田中泰子女将:こんなん本当は立てたくないと思いますけどね、あまりにも用なく歩かはる人が多いので。少しましになるかなと思っています。

住民や舞妓さんたちを悩ます観光マナーの問題。29日は、通る人はいなかった。

祇園町南側地区協議会 太田磯一幹事:多大な迷惑をこうむっているということを受けまして、協議会としては、地元住民の意思をファーストに、こういうもの(進入禁止の看板)を立てさせていただきました。

協議会では今後、効果を見て、ほかの私道にも広げるか検討するということだ。

■公道と私道の区別は難しい まず周知が必要か

 

京都のオーバーツーリズムの問題で、地元の方も困っているので、こういった対策もやむを得ないのだろうか。「newsランナー」コメンテーターで前尼崎市長の稲村和美さんは、“周知”の必要性について次のように話した。

稲村和美さん:悪気がない方もいらっしゃると思うんです。公道と私道の区別って私たちもつかないですし、人数が少ない時には問題なかった。それがいま問題になってしまった。通ってはいけない、迷惑になるんだったらやめとくという方が大半だと思うんです。まずしっかり周知していくのが必要だと思います。