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訴訟の過程で飛び出た蓮舫氏の名前

 ところが――。

「実は、家族の危機は終わっていません」(親族の知人)

 蓮舫氏の実母が代表を務め、バナナの輸入などを手掛ける「桂信貿易株式会社」が2022年12月28日付で、蓮舫氏の実兄A氏に対し、損害賠償請求訴訟を起こしているのだ。桂信貿易側の主張によれば、A氏が会社の資金を私的に流用したなどとして、約7800万円の返還を要求。他方、A氏側は「(会社の資金の)送金には総株主の同意があった」「返還義務が無い」などと反論しており、両者の主張は平行線を辿っている。

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バナナ輸入などを手掛けてきた(桂信貿易のHPより)

 蓮舫氏は民主党政権時代に行政刷新担当相として初入閣する2010年6月まで、桂信貿易の取締役を務めていた。また、A氏側は訴訟の過程で、蓮舫氏が桂信貿易の大株主である「株式会社ローレル」の株主であることなども指摘している。

 代理人を通じて海外在住のA氏に取材を申し込んだが、「期日までに回答できない」とのことだった。

 一方、蓮舫氏はA氏との裁判について、以下のように回答した。

「議員個人のプライバシーにかかわる事項であり、回答を差し控えさせて頂きます」

 6月12日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および6月13日(木)発売の「週刊文春」では、実兄A氏との“骨肉裁判”の詳細のほか、蓮舫氏にも指摘される学歴に関する問題、蓮舫氏が親友だった女性議員と距離を置いた理由、また、小池氏の学歴詐称疑惑を巡る新証言、小池氏の金庫番とされた“従弟”の近況、都民ファーストの会の議員がダブル不倫で起こした警察沙汰など、「小池vs蓮舫 2人の爆弾」と題した特集記事を6ページにわたって掲載している。

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