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「高速で走りながらカーブの頂点を探る。少しのロスが記録に響くんだ。レースでの集中力を知り彼を理解した。ビジネスへの姿勢やレーサーとしての精神をね。1秒でも気を抜けば死に直面すると思った」
と命がけの役作りを振り返った。
マイケル・マン監督も絶賛の“アダムの中のエンツォ”
本作の製作・監督は、『インサイダー』『コラテラル』などで監督、『フォードvsフェラーリ』では製作総指揮を務めたマイケル・マン。
「アダムの中にエンツォがいた。アダムはエンツォの心の状態や彼が周囲に抱く感情を再現していたよ」
とアダムの演技と役者魂を絶賛している。
ペネロペ・クルス、パトリック・デンプシーらが共演
本作の舞台は1957年。冷え切った夫婦生活に不満を感じつつもフェラーリ社を支える妻ラウラ(ペネロペ・クルス)、エンツォと密かな愛を育むリナ・ラルディ(シャイリーン・ウッドリー)。
そして周囲には、若く野心に満ちた新進気鋭のレーサー、アルフォンソ・デ・ポルターゴ(ガブリエル・レオーネ)、引退目前のベテランレーサーのピエロ・タルッフィ(パトリック・デンプシー)といった面々も。
当時59歳のエンツォを取り巻く栄光、愛憎、蹉跌とは――。映画『フェラーリ』は7月5日公開。