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「今も二刀流には反対」それでも張本勲(83)が大谷翔平に“あっぱれ”する理由

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 張本勲氏は現役時代、試合が終わると、その日の反省と翌日の対策に時間を費やし、夜中の1時過ぎまでバットを振ったという。

「野球のことだけで1日があっという間。遊んでいる時間なんかないわな」

張本勲氏

 まさにそれを体現する選手が、米ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平だ。

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「大谷は好きだからね。応援していますよ。家のテレビで毎試合観ています」

 張本氏は、大谷のプロ入り当初から“二刀流”には懐疑的な立場。「褒めるのは誰でもできる」と、「サンモニ」出演時も厳しい視線を崩さなかった。

「最初は投手に専念すべきだと思ってましたよ。入団した時、キャンプの視察に行ってブルペンで見ましたが、ダルビッシュ有や松坂大輔より断然いいと思ったね。これは偉大な投手になると思ったら、二刀流をやり出した。私は今も二刀流に関しては反対。レベルの高い成績を残すには、どちらかに専念した方がいい」

結婚は大賛成 運動選手は早婚ほどいい

 渡米後も二刀流を貫徹した大谷は昨年、2度目の右肘の手術に踏み切り、今季は打者に専念している。

「今はバッター専門の方がいいと思っています。日本人がアメリカに乗り込んでいって、力と力の勝負で相手をなぎ倒し、ホームラン王を獲ったんですから。世界の王(貞治)も驚いていましたよ。『ハリやん、こんなこと我々の時代じゃ考えられないな』ってね」

 “大谷愛”を語るその口調は、自然と熱を帯びる。