6月2日、午前11時、都内にある幹線道路沿いのマンションから1組の男女が姿を現す。薄茶色のキャップを目深に被り、マスクで顔全体を覆って、周囲をしきりに警戒するのは、プロバスケットボールチーム「川崎ブレイブサンダース」の副キャプテン藤井祐眞(32)。そして、その傍らに寄り添う美女は、彼の最愛の妻ではなく……。
(「週刊文春」2024年6月20日号、「週刊文春電子版」2024年6月12日掲載記事の全文公開。年齢、肩書等は当時のまま)
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アグレッシブなプレイスタイルと甘いマスク
身長178cmでポイントガードを務める藤井は、2021-22年シーズンにBリーグのMVPを獲得、過去には日本代表に選出された実績もある日本バスケット界を代表するトッププロの一人だ。
「藤井は、バスケの名門・藤枝明誠高校出身。08年に出場したウインターカップで1試合79得点という個人最多得点記録を樹立、未だにその記録は破られていません。拓殖大学卒業後、現在のチームに入団。キャプテンを務めた経験もあり、昨シーズンはチームの中地区優勝にも貢献した」(スポーツ紙記者)
アグレッシブなプレイスタイルと甘いマスクで人気を博す。そんな藤井が結婚したとわかった際には、多くの女性ファンが悲鳴を上げたという。
「藤井は、5年ほど前に一般女性と結婚。公には発表されていませんが、チームメイトもイベントなどで藤井の奥さんの話をするなど、ファンの間では公然の秘密です。娘さんが2人いて、保育園の送り迎えを藤井がすることも。夫婦仲は円満のようで、今年4月には奥さんが娘さんたちを連れて、ブレイブサンダースの試合の観戦に来ていましたよ」(藤井の知人)
アンスポーツマンライクな恋
チームと家庭を支える良きバスケットマンの藤井。だが、彼は人知れず、アンスポーツマンライクな恋に溺れていたようだ。
冒頭の場面、藤井を密着マークするようにぴったりと寄り添っていた女性は、グラビアアイドルの村島未悠(25)である。