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阿波 3年ほど前、コロナ禍のときですね。当時は50キロ台から10キロ程度の減量でしたが、2日に1度30分以上のランニングをして、1日の摂取カロリーも1000キロカロリーくらいに抑えて、わりとハードにやっていました。雨の日も風の日も台風の日もマスクして走っていたんですよ。かなりしんどい思いをしたぶん、今回は無理のないダイエットを心がけています。

――コロナ禍のときは、たしかまだ一般人ですよね。なぜダイエットに挑戦したんですか?

阿波 失恋ですね。「相手を見返してやりたい」みたいな気持ちでダイエットを始めました。ほかにも勤め先が潰れて親に借金することになったり、人生いろいろあった時期でした。

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――それは壮絶な……。

阿波 いやぁメンタル強かったんでしょうね。初めは失恋きっかけでしたが、体重が減るうちに「痩せたら、憧れていたことができるんじゃないか」と夢が広がっていって、それでまた頑張れました。痩せてからゲーム実況やコスプレを始めたら、SNSがバズったりして、いろいろお声がかかるようになりました。昔からモデルやアイドルなど、人前に出る活動への憧れがあったんですよね。

――体型の変化で、周囲の反応は何か変わりましたか?

阿波 細いときは、男の人からの扱いが全然違うんですよ! 「かわいいね」とか「きれいだね」とか褒められる。でも太ってからはイジられキャラに……。最初は傷ついていましたが、最近は慣れてきて、「私、ドラえもんなんで!」とか自分から乗っかっています(笑)。

“偽りの自分”みたいな感覚があった

――今回の炎上の顛末もそうですし、“人を楽しませよう”という意識が高いですよね。

阿波 小さい頃から、人を笑わせるのが好きなんです。なのにキレイ系のコスプレイヤーとして認知されていたので、どこか“偽りの自分”みたいな感覚があったんですよね。画像加工に3時間くらいかかることもあったので、そういう意味では、今回の炎上をきっかけに楽になりました。

――以前から、かわいい系のコスプレの合間に様子がおかしい感じのコスプレ写真も投稿してはいますよね。白塗りメイクで『鬼滅の刃』の玉壺に扮したりとか……。

『鬼滅の刃』上弦の伍・玉壺姿の阿波さん(写真:本人SNSより)

阿波 もともと変なコスプレが好き(笑)。最初にバズったのは、ガレリアのパソコンのコスプレでした。大きい造形物を作るのって楽しいんですよね。パチンコの来店イベントをやれるようになったのも、こういう変なコスプレがきっかけです。

 来店イベントのお仕事がしたくて、有名な会社さんに「私はグラビアをやっているんですが、ちょっとおもしろいコスプレもできます」って自分からDMしたんですよ。とりあえず面接を受けられることになったので、ジャグラーの筐体を作って持って行ったら、ありがたいことにウケてくださって、そこからご依頼いただけるようになりました。

パソコン、ジャグラー姿の阿波さん(写真:本人SNSより)

――プライベートでもパチンコ店に通っているそうですね。始めたきっかけはなんだったのでしょうか?