「(ガリアーノに)歩き方を教わったの。“骨盤を立ててふんぞり返れ”って」

 このたび解禁となった本編映像では、ふたりの出会いが語られるとともに、新人モデル時代のケイトの貴重なアーカイブ映像を楽しむことができる。初めてのショーに緊張していたというケイトは、「(ガリアーノに)歩き方を教わったの。“骨盤を立ててふんぞり返れ”って」と思い出を回顧した。ステージを映画のワンシーンのように演出することで知られるガリアーノ。当時のショーも例に漏れず、“君は初体験を夢見る早熟な少女だ、やりたがってる”と独特な指示があったことを明かしたケイトは、「歩くだけで必死なのに役柄を与えられた」とお茶目な笑顔を見せる。また、「彼のショーには必ず物語がある。幻想の世界よ。それがファッションだわ」とガリアーノの特異な演出を称賛しつつ、「ジョンは友人だし、他のデザイナーとは違う。家族だと感じている」と語るなど、ふたりの間の強い絆が垣間見える本編映像となっている。ケイトのように事件後もガリアーノを応援する者を映す一方で、今も心の傷が絶えないという被害者にもカメラを向ける本作。彼を取り巻くさまざまな人々の証言が浮き彫りにする“天才デザイナー、ジョン・ガリアーノ”の真の姿とは?そしてガリアーノ本人が赤裸々に語るなかで浮かび上がる、事件の背景とは?

 

 さらに、このたび本作のサウンドトラック盤の発売が決定!本作のケヴィン・マクドナルド監督とは『モーリタニアン 黒塗りの記録』以来、2度目のタッグとなるトム・ホッジが作曲を務めた全20曲を収録。豪華絢爛なファッションショーやアーカイブ映像、そしてガリアーノの栄光と転落を彩る表現豊かなエレクトロミュージックをぜひお楽しみいただきたい。詳細はランブリング・レコーズ公式HPをチェック。