サングラス、ケーキ、革ジャン…斎藤知事が“おねだり”したモノ

 さらに、県内企業のコーヒーメーカーを受け取っていたことに端を発し、これまでさんざん報じられてきた知事の“おねだり体質”への言及がまたすごい。〈知事が贈答品を受け取っていることについて〉とのアンケート項目には職員らの膨大な嘆きが綴られていた。

兵庫県のアパレルブランド「tamaki niime」のインスタグラムより

〈ヘルメットやサングラス、ウェア等は受け取っているはずです(5、6万以上はする)〉

 

〈視察先で受け取ったお土産等を(中略)分けることもなく、独り占めしている〉

 

〈毎年バースデーケーキのプレゼントがあり、職場では分けずに持ち帰る〉

 

〈行事リハーサル時に準備されていた茶菓子を、知事が躊躇なくすべて持ち帰っていた〉

 

〈出張先で手土産を3人分準備されていたのに、知事が全部持って帰った〉

 

〈播州織の生産現場を視察した際、ネクタイを試着してそのまま帰った〉

 そのほかに革ジャン、蟹、牡蠣、海苔、トースターにロードバイク、家具……贈答品だけで衣食住をまかなうのではないかと思わせるほどに、斎藤知事のすさまじい物欲をうかがわせる回答だ。

 
「県職員対象アンケート調査」中間報告

 斎藤知事はこのアンケートの回答結果について報道陣から問われると、パワハラに関しては「業務上の必要な範囲」とし、贈答品の疑惑については「賞味するものについては、個人で食べさせていただくことはあったが、あくまで県としての受領だ」と、いずれも問題ないと強弁する。

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 知事は8月30日、百条委員会に招集されている。元職員の死の真相と、パワハラ・おねだり疑惑に決着はつくのか。

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