サングラス、ケーキ、革ジャン…斎藤知事が“おねだり”したモノ
さらに、県内企業のコーヒーメーカーを受け取っていたことに端を発し、これまでさんざん報じられてきた知事の“おねだり体質”への言及がまたすごい。〈知事が贈答品を受け取っていることについて〉とのアンケート項目には職員らの膨大な嘆きが綴られていた。
〈ヘルメットやサングラス、ウェア等は受け取っているはずです(5、6万以上はする)〉
〈視察先で受け取ったお土産等を(中略)分けることもなく、独り占めしている〉
〈毎年バースデーケーキのプレゼントがあり、職場では分けずに持ち帰る〉
〈行事リハーサル時に準備されていた茶菓子を、知事が躊躇なくすべて持ち帰っていた〉
〈出張先で手土産を3人分準備されていたのに、知事が全部持って帰った〉
〈播州織の生産現場を視察した際、ネクタイを試着してそのまま帰った〉
そのほかに革ジャン、蟹、牡蠣、海苔、トースターにロードバイク、家具……贈答品だけで衣食住をまかなうのではないかと思わせるほどに、斎藤知事のすさまじい物欲をうかがわせる回答だ。
斎藤知事はこのアンケートの回答結果について報道陣から問われると、パワハラに関しては「業務上の必要な範囲」とし、贈答品の疑惑については「賞味するものについては、個人で食べさせていただくことはあったが、あくまで県としての受領だ」と、いずれも問題ないと強弁する。
知事は8月30日、百条委員会に招集されている。元職員の死の真相と、パワハラ・おねだり疑惑に決着はつくのか。
《斎藤元彦兵庫県知事パワハラ告発問題に新展開》告発職員への「事情聴取音声」独自入手! “抗議の自死”の3カ月前に強い口調で詰問
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