Hazuki Companyの松村謙三会長(65)が武蔵野東学園の理事長に就任し、数々のトラブルを起こしている問題。「週刊文春電子版」では、今年1月から折に触れて本件を報じてきた。
8月15日には、「ハズキルーペ会長の指示で小学校教諭が休職に追い込まれていた」と題する記事を配信。「週刊文春」編集部の斎藤史朗記者のもとには、さまざまな新情報が寄せられている。
50億円の債権を繰り上げ償還
「武蔵野東学園では長らく『学園債』というものが発行されていて、これは主に保護者やOBの保護者などが債権者としてお金を出していました。ところが、今年7月の後半、『学園債50億円を一括で繰り上げ償還します』という趣旨の通知が債権者の方に届いたそうなんです」(斎藤記者)
武蔵野東学園は、自閉症児と健常児が共に学ぶ“混合教育”で知られ、生徒1600人のうち約3分の1を自閉症児が占める。自閉症児の受け皿となる学校は少なく、その財政基盤を支えてきたのが“学園債”だった。
「『週刊文春』はかねてより本件を取り上げ、複数の保護者による松村氏への不安・不満を報じてきました。『これ以上、保護者には資金面で頼らない』という意思表示だったのではないかと思います」(斎藤記者)
理事長就任から約半年が経ち、ますます“学園支配”を強める松村氏。いま、武蔵野東学園では何が起きているのか――。
高等専修学校の女子生徒が提出した“告訴状”をめぐる新たな動き、武蔵野東小学校・加藤篤彦校長に直撃した際のエピソードなどを斎藤記者が解説した有料番組の全編は「週刊文春電子版」で視聴できる。
【記者解説】「ハズキルーペ会長が警察に呼ばれ…」女子生徒が“告訴状”提出→上申書に悲痛な訴え 保護者たちが証言する“武蔵野東学園のいま”【動画版】
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