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 宅間監督は、「動き回っているんだからそれくらい出るだろ」と、キャストやスタッフの前で衣装担当を十分ほど叱責し続けた。

「担当は、下を向きながら反論。監督のあまりの剣幕に泣き出すスタッフもいた。現場は最悪な雰囲気になりました」(同前)

 見かねた生田は、

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「あとから衣装担当の女性に声をかけ『頑張っていこう』と励ましていたそうです」(前出・ドラマ関係者)

『花より男子』の脚本を手がけた宅間監督

監督は若いスタッフを、度々怒鳴っていた

 監督による叱責はこの時だけではなかった。

「複数いるプロデューサーの1人に『お前は何もわかってない!』と言ったり、カメラマンや照明の若いスタッフを度々怒鳴っていました。最近のドラマ収録の現場では、スタッフなどを怒鳴ることは少なくなり、役者が演技しやすい環境を作るのが常識なのに」(同前)

 殺伐とした現場には、主演の生田も困惑。

「生田さんは『月9』など多くのドラマに出演経験がありますが、『これまでの現場と違って……』と戸惑っていた」(同前)

「スタッフと言い合いになることはありました。」

 当事者はどう答えるのか。宅間監督を直撃した。

――ブラ紐を巡ってスタッフを叱責した?

「記者さんが言っていることが事実かどうか、今言うと、いろいろ言葉の齟齬があると思うんで。スタッフとそこについて言い合いになることはありました。事務所の方にご連絡いただければきちんと改めてご回答いたしますが」

 と語った。後刻、事務所に質問状を送付したが回答はなかった。

 幾多の困難を乗り越えて奮闘する生田であった。