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 最初の頃は息子2人がいないときを見計らって行為に及んでいたが、「私の彼氏だから」と説明し、そのうち息子2人がいても別の部屋でやっていたらしい。しかも、避妊は一切しなかった。

 七恵の自宅マンション周辺で取材をかけると、悪評が次々と出てきた。

「彼女の男漁りは今回に限ったことではない。彼女はミニスカートをはいたギャル風の格好で、次から次へと若い男を部屋に引っ張り込んでいました。4年ほど前は一回りも年下のパチンコ店員を引きずり込んで、一緒に暮らしていました。その男と自分の息子たちと一緒に風呂に入っているなんて話をあけすけにしていました」

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 子供たちの関連のPTA関係者はもっと辛辣だ。

「PTAでは盛り場のパトロールをするのですが、岡本さんはあの歳になっても近所のゲームセンターやカラオケ店、ビデオ店などを頻繁に出入りしていた。地元の不良たちの間では顔だったようで、『姉さん』と呼ばれていました。2人の子供たちはそんな母の行状に振り回されたのか、次第に不登校になっていきました。いつも家の外で時間を潰し、ウロウロしている姿を見かけました。一時は岐阜県内の祖父母宅に預けられていたという話を聞いたこともあります」

 そんなどうしようもない母親だったのだ。そうした行動は近所のゲームセンターでも見受けられた。取材をかけると、同店店長は「問題の少年と出入りしていたのは事実ですが、他のことはこちらでは把握しておりません」という返事だった。だが、同店でアルバイトをしている従業員の間では有名な話だった。

「タダでいいから」と誘ってくることも…

「若い男性客や店員を見つけると、『タダでいいから、エッチしない?』と誘ってくるんですよ。中年客であっても、金を持っていそうなら『私を買って』と交渉していた。そのうち店に苦情が入ったんです。ゲームをしているのに、ナンパしてくる女性が店内をうろついていて迷惑だと。これで店長が『出入り禁止にする』と言ったら、ナンパはしなくなりましたけどね」

 マトモなことを言っていたのは、A君と七恵が行きつけにしていた近所の商店主だけだった。

「うちの店にはしょっちゅう買い物に来てくれました。岡本さんは少年に合わせようと思ったのか、ファッションもミニスカートにへそ出しルックでした。2人で手をつないでやって来て、恋人のように仲良くお菓子を選んだり、ラブラブな雰囲気でしたよ」

 七恵を古くから知っている知人は「親もさじを投げていた」とこんな話を話す。

「『うちの娘はシンナーばかりやっていて、どうしようもない』と嘆いていました。事実、10年前にマンションに引っ越してきた頃から、シンナーを吸っている姿は何度も目撃しましたし、歯はボロボロでした。彼女は駐車場の車の中で、よくダッシュボードに両足を乗せて携帯をかけていました。そうやって挑発的なポーズで下着を見せつけるんですよ。『いい加減な生活はやめて、誰かと結婚したら?』と言うと、『結婚したら生活保護がもらえなくなるからイヤ』と言っていました」