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「スマルナステーション」では、常駐する助産師が対面やLINEで無料の相談を受け付けている。

 

相談者:生理が遅れている。

相談者:妊娠している可能性はありますか?

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相談者:ピルとコンドームだけで本当に避妊できるのでしょうか?

「性交渉」や「避妊」、「妊娠への不安」に関する相談は、夏休みが終わった頃に増え始めるという。

スマルナステーションには、自分の体に関する悩みを正しい知識で解決したいと、足を運ぶ若者も少なくない。

 

この日は、生理の影響で体の不調に悩む彼女を心配した彼が一緒に相談に訪れた。

助産師:そばにいて、やっぱり『(彼女が)しんどそうだな』って?

彼氏(21歳):僕もあんまり、できることが限られてるんで…。

彼女(21歳):これぐらいのことって、病院に行くようなことなのかなとか。

上のフロアには提携する婦人科のクリニックもあり、緊急を要する場合にはすぐに医師につなぐことができるのも特徴だ。

 

助産師:医療の現場ではなくて、ちょっと違うところで気軽に聞けるっていうのは、すごくいい形ではあるかなと思っています。

さまざまな情報であふれる時代。若い人たちの大切な体を守るための取り組みが広がっている。

■「自分の体を知るきっかけに」 1人で抱え込まず相談を

「周知活動を行うことで夏休みの過ごし方が変わるのでは」と安田教授

悩みを抱える若者たちと世代が近い谷元星奈キャスターは、自身の経験も含めて次のように話した。

関西テレビ 谷元星奈キャスター:私も10代の時を思い返すと、産婦人科に行くハードルは正直、高かったです。病院に行くその一歩手前で、親でも友達でもない、こうした相談できる場所があるのは、すごく安心につながると思います。

関西テレビ 谷元星奈キャスター:私自身は大人になって、定期健診などで産婦人科に通うようになって、正しく自分の体の現状を知れて良かったなと思っていて。だから『スマルナステーション』、こういった場所が産婦人科に通うきっかけ、大事な自分の体を正しく知るきっかけになればいいなと思いました。