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容疑者は前科2犯の44歳
10歳の幼い命を奪った人物は、鍾容疑者(44)。現地当局の発表によると、漢族の男性で定職に就いていなかったという。
「初犯ではなく、2015年には電信設備の破壊、2019年には虚偽の事実によって公共の秩序を乱す事件を起こし、検挙されています」(同前)
鍾容疑者がインターネット関連の2つの会社を設立したのは約9年前のことだ。
「社員2人程度の小さな会社で、現地の信用情報は最低ランク。業績は悪化し、借金苦でブラックリストに入るほど。経済的な理由による閉塞感が日本人に対する歪んだ憎悪を生み出し、犯行を後押ししたと見る向きもあります」(現地メディア関係者)
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9月25日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および26日(木)発売の「週刊文春」では「日本人学校襲撃事件」について5ページにわたって特集する。容疑者の素顔、「日中の架け橋」になろうとしていた被害者家族の思い、垂秀夫前駐中国大使のインタビューなどを掲載している。
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