石破茂新首相(67)が10月27日投開票の日程で行うと表明した衆院選。自民党は、昨年から今年にかけて政界を激しく揺るがせた裏金問題以降、初めて国民の審判を仰ぐことになる。

 では、派閥からキックバックを受けたり、パーティ収入の一部を収支報告書に記載していなかった、いわゆる“裏金議員”の当落はどうなるのか。「週刊文春」では、政治広報システム研究所代表の久保田正志氏とともに、緊急当落予測を行った。

総選挙日程を明らかにした石破新首相 ©時事通信社

裏金議員の3分の1が落選危機

 小誌の集計では、裏金議員のうち、小選挙区に出馬を予定しているのは46名。今回の予測では、そのうち34%である16名が「劣勢」評価で、落選危機となった。

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 そのうちの1人が、不記載額が822万円だった、丸川珠代元五輪担当相(53)。野党時代に放った「愚か者めが!」というフレーズで知られる“国会のヤジ女帝”は、今回、参議院から鞍替えで東京7区からの出馬を表明している。抜群の知名度を誇る丸川氏も、予測では劣勢という評価となった。

鞍替え出馬を表明している丸川氏 ©文藝春秋

 裏金問題で処分を受けた旧安倍派幹部たちも、小選挙区での出馬を表明している。下村博文元文科相(東京11区)、高木毅元国対委員長(福井2区)、西村康稔元経産相(兵庫9区)らの明暗は――。

週刊文春 電子版」で配信中の289選挙区「完全予測」では、旧安倍派幹部たちの当落予測や落選危機にある裏金議員の実名など、289選挙区すべての当落予測を読むことができる。

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