凶器は「30cmくらいの包丁」袋の中に“ハンマー”
逮捕されたのは、小髙英里容疑者(32)。その自宅は、事件現場となった集合住宅のすぐ裏の一軒家だった。
現場で容疑者を取り押さえた人:
凶器は30cmくらいの本当に料理に使う包丁。あと買い物袋みたいな黒い袋を持ってて、横に落ちてたんですけど、中にはハンマーみたいなものが入っていました。
凶器を手に押しかけてきた小髙容疑者は、28日に引っ越してきたばかりの被害者2人と面識はないが、「男性と女性を殺そうと思って包丁で刺した」と供述している。
一体、動機は何だったのか。事件を目撃した人は、小髙容疑者について次のように話す。
近隣住民B:
最初は男性かと思っちゃったんですけど、黒い服に、多分短髪っていうかショートカット。
別の近隣住民によると、事件当時、小髙容疑者は紺色っぽいTシャツに、グレーのスウェット姿だったという。
ここ数年間で何度か近隣トラブルも
小髙容疑者を幼少期から知る近隣住民に話を聞いた。
小髙容疑者を知る近隣住民:
子供の頃から外で叫んだり、親に対してお父さんとかにも「てめぇどこいってたんだよ!」とか叫んでたような子なんで。私なんかと挨拶しても一度も返してくれたことがない。
また、ここ数年の間にも何度か近隣とのトラブルがあったという。
小髙容疑者を知る近隣住民:
「ペットの声がうるさい」って言って、乾電池を窓に向けて投げてきたんですよ、ずっと。もう庭に乾電池がボコボコあったくらい。
さらに、小髙容疑者との関係は不明だが、1年前にはこんなことが起きたという。
小髙容疑者を知る近隣住民:
車を放火されたんですよね。ここにずっとマッチを置いて燃やしていた。このフロントが全部その跡なんですけど。ここ全部、ワイパーとかも溶けて。こんな感じです。焦げ跡。
小髙容疑者宅のすぐ隣にある今回の事件現場となった部屋について、別の近隣住民は次のように話す。
被害者と同じアパートの住民:
人の入れ替わりとかは結構あるかもしれないですね。
――前住んでいた人はどれくらい住みましたか?
被害者と同じアパートの住民:
1年くらいですかね。
――何で引っ越したか聞いていますか?
被害者と同じアパートの住民:
特には聞いてないですね。
また、近隣からはこんな声も聞こえてきた。
小髙容疑者を知る近隣住民:
引っ越ししてる音がうるさいってことですよね、多分。ちょっとの音でもすごく(クレームを)言う方なので。
男性は左の手のひらを切り付けられ、頭部を切られた女性は全治2週間。命に別条はないという。警察は犯行の動機などについて詳しく調べている。
(「Mr.サンデー」9月29日放送より)